吹かれて葺かれて、わたしは葦

方法的非方法。徒然なるままに。

脱、脱

男のアンチテーゼは女ではない。女のアンチテーゼは男ではない。止揚されるべきは男と女ではなく、男と、男ではないなにものか、女と、女ではないなにものか。あるいは、男女と、男女ではないなにものか、ではないだろうか。男女を車の両輪に例えたりするの…

造形としての煙

無風帯における煙、最高に美しい立体造形だと思う。空間芸術たる彫刻でありながら、時々刻々と移り変わってゆく時間芸術の側面も持ち合わせている。そこに静止はない。引き続き立ち現れる「今」があるだけである。見えない空気の精霊がそこに踊っているのが…

プレゼンの技術、備忘録的抜粋

先日後輩にプレゼンテーションのスキルをどのようにして学んだのかと聞かれました。私なりにまとめて伝えたのですが、私自身の思考の整理にもなったので、ここに備忘録的に記しておこうと思います(表現はこちらに合うように変更をくわえています)。 ・ ・ …

食べ放題の陥穽

わたしには頭の少し足りない友人がいます。先日、彼と食べ放題なるものに行きました。しゃぶしゃぶが、食べ放題。牛肉を食べたいと言えば、薄くスライスされた牛肉が好きなだけ出て来て、豚肉が食べたいと言えば、バラかロースかと問われた上で、これまた薄…

雨止み上がり、病み上がり

この世で最初に触れる光が蛍光灯であるぼくたちは、最も酸化していない網膜に太陽の蟹を刻みつけることは出来ずにいる。日の当たらないところで産まれるベイビーたち。焼き付くまで、順応を待たない日の光に網膜を焦がしてくれと願っている。視野の真ん中に…

外気がつめたく

この地上にホンモノなんてないってことを、かといって、どこか遠い空や海の底にあるのかといったらそういうわけでもないんだってことを、申し訳程度のコーンフレークをパフェの底から救いだしながら、考えていた。冷めたレモンティーをどうして飲もうと思う…

きみが可愛すぎて死にたい

shi ni ta ishi n do i ka wa i ika wa i so 「死にたい」と「しんどい」は音が似ている。「可愛い」と「可哀想」は音が似ている。 ふと溜息をついて、「しんどい・・・」と呟くとき、その声さえも明瞭な音にならなくて、聞く方の自分には「死にたい」って言…

なぜ現金よりも図書カードがうれしいか

今日は思いついたのでちょっと計算問題をします。 自由にできるお金が10000円あって、そのうちの4割、すなわち4000円を本に使う人がいたとする(わたしですが)。 こんなわたしにとっては、5000円分の図書カードは12500円分(5000×10/4)の自由なお金がある…

「あいつは信頼をなくした」に潜む欺瞞

「あいつは信頼をなくした」という言葉には欺瞞が潜んでいる。そのことについて書きます。 そもそも前提として、「信頼」と「信用」が違う、ということについて記しておく必要があるように思う。私は無条件に人を信じることを「信頼」、条件付きで人を信じる…

オナニーブログ

部屋でひとりでしている自慰行為の方が、ずっとつつましいオナニーであると思う。ブログに書いて、Facebookで「更新しました!」したり、TwitterやInstagramのプロフィールにリンクを貼ってみたり、そんなことをしている人のブログが面白かった試しが数える…

ことばにもいろいろ

ことばそのものに思いを巡らせたことのある人なら、なんとなく感じていると思うんだけど、ことばにはなまものの部分と、そうでない部分があるよね。ただなにかを伝えるためのツールとしての言語と、詩的言語とでもいえるような、ことばが纏うオーラみたいな…

吐くように、吸うことについて

この世の痛みも美しさも、すべて吸いこんで果てるということ、それが生きるという責任なんだと思う。 責任、というとき。 それは負うもの、逃れるもの、追及するもので、お金を払ったり、なにかを自粛したり、反省文を書いたり、辞任したりするけれども、そ…

備忘録

私のための文章。 私の言葉はまだ、三次元の世界にかなり浸かっている。 ものが混ざり合わない、同じ座標に同時にちがうものが存在しない。 日本語には主語と述語がある。 主語には名詞やらなんやら、体言が入って、述語には動詞やら形容詞やら、用言が入る…

溶ける服、めいさい

ああ、迷彩服のかっこよさを語りたい。あらかじめいうと、私はブランドに詳しいわけではないし、ファッションに特段興味があるわけではない。アパレルの知識といえば、ユニクロとGUが同じ親会社の元にあるということ、プラダは悪魔が着るものだということ、…