吹かれて葺かれて、わたしは葦

方法的非方法。徒然なるままに。

圧縮アンドfly

ルサンチマンの宛先でいたくないから弱者であろうと言った、それもまたルサンチマンだよね、ある永劫回帰(二留)した友人は、きみは人間っぽい人間っぽい、っていわれて、それは人間の度合いが高いことなのか、それとも度合いというものがあるとしてそれを超えたということなのか、と考えながら、6回目くらいのドイツ語の授業を受けている。純度の低いルサンチマンというのはどうしようもない。水の入ったグラスに注いだ牛乳のようなもので、味は薄いわ、しゃばしゃばだわ、で、でも口の中にはちゃんと牛の乳がまとわりついていて、なんだこの飲み物。そんな牛乳水をなんの料理につかえるというんだ。料理は普段しないけれども、ルサンチマンにはなんでもゆるされる。今日はすっかり冬が終わって春の1日です、午後。ほこりが焼かれていく匂いというのはときに感傷をさそうものだけど、なつのまだるっこい憂鬱を思わせもするね。少し死にたくなる。もう不要になったストーブが白っぽく……昼夜逆転中原中也の詩をこのむ。すべてが学生の道楽だと、そんなこといわれてたまるもんですか。ストレートで大学に入学し、ストレートで大学院にいき、ストレートでええかんじの企業に就職したストレートヘアーのストレートのきみ、曲がったことが嫌いだったよね、ってくせ毛のわたしはいいました。昨日、ちょっと高いノートパソコンを買ったのです。